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時をさかのぼってリマのクリスマスへもどる


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・ ・ ・ リマでむかえるお正月 ・ ・ ・


リマの年末年始は、いちばん大事なクリスマスと、それからどんちゃんさわぎの大晦日が過ぎれば、もうなんにもありません。
お正月はとてもあっさりしていて、二日からは平日ですし(T_T) 日本人としてはまったくものたりません。
でも今年(2003-4年)は、いつもより楽しく新年を迎えることができました。

<2004年1月6日 三賢王礼拝の日>

 1月6日は、東方の三賢王がベツレヘムにたどりつき、はじめて幼な子イエスに礼拝した日。長かったクリスマスも、きょうでとうとうおしまいです。リマの人たちは、明日あたりからぼちぼち、クリスマス飾りを片づけはじめますが、日本でもちょうど今ごろ松が明けるのは、おもしろい偶然です。

 東方の三博士、または三賢王のことは、スペイン語では LOS REYES MAGOS といいます。
 この MAGO というのは、もともとは、キリスト生誕を予見したペルシアの占星術師を指すことばだったそうです。彼らは、magu という名の氏族に属しており、それがギリシャ語とラテン語をへて magi(マギ) とかわり、さらにスペイン語では mago となったとのこと。この magi は、もちろん現在の英語の magic の語源です。




←1月6日のお菓子、ロスカ・デ・レイエスは、1月4〜7日ごろ、パン屋さんに大小いろんな大きさのが並びます。
やはり、きれいな色の砂糖漬の果物を、宝石のようにちりばめたロスカが、豪勢な東洋趣味の三賢王らしくて、いい感じです。




 この日リマでは、ROSCA DE REYES 三賢王のロスカ(ドーナツ形のパン) というお菓子を食べます。
 起源はヨーロッパで、今でもスペイン、フランスなどで広く行われている風習ですが、そのなかみは、土地によってだいぶちがっているようです。


 フランス北部では、ガレット・デ・ロワ GALETTE DES ROIS の名で、中にアーモンドクリームの入った、しっとりしたパイを作ります。
 それがフランス南部では、ブリオッシュ生地のパン菓子を、砂糖漬けの果物で飾ったものに変わるそうです。でもどちらも、中には陶器の小さな人形(古来はソラマメ)がひとつ、かくされていて、それを引き当てた人が、この日の王または女王として、紙の王冠をかぶって好きなふるまいができるのだとか。


 スペインでも、だいたい似たようなパン菓子を、ROSCA DE REYES と呼び、中に人形などが隠してあるのも同じですが、ただ同じスペインでもカタルーニャ地方には、ちょっと違ったおもしろい習慣があるようです。
 カタルーニャでは、パン生地の中にアーモンドクリームが入った、ちょうど北フランスとスペインの中間のかたちのお菓子 TORTELL DE REIS を用意し、中には陶器の人形とソラマメの両方を入れ、人形を当てた人はその日の王様となり、一方ソラマメにぶつかった人は、お菓子の代金を支払うはめとなるそうです。


 スペインからこの習慣が伝わった新世界では、どうでしょうか。

 メキシコでは、やはりスペイン風のパン菓子ですが、陶器の人形のかわりにプラスティックの幼な子イエスの人形を入れるそうで、それをうっかり引き当てた人はさあたいへん。幼な子イエスのpadrinos(代父母)として、来月2月2日のカンデラリアの日 canderalia ―「聖母マリアの潔めの祝日」、クリスマスに生まれた幼な子イエスが、生後40日目にはじめてユダヤ教の神殿にお参りした日、日本でいうならイエスのお宮参りでしょうか― そのカンデラリアの日に、人形のために服を新調して教会に連れていき、また1月6日にいっしょにロスカを食べた人すべてを招待し、トウモロコシの蒸し料理タマーレスを、たっぷりごちそうしないとならないそうです。
 それでメキシコでは、事実上2月2日までクリスマスが続く、という人もあるそうです。


 リマにもそんな習慣があれば、楽しくて(たいへんで?)いいだろうなと思いますが、幸か不幸か、当地ではもっとあっさりしているようです。スペインと同じようなパン菓子に、指輪やペンダント dije(ディヘ) などをひそませ、それを引き当てた人は、「運がよかったね」とまわりから祝福されるだけ。これなら安心してロスカを食べることができます。

 また、リマッ子ならだれでも知っている、というわけでもないらしく、リマ出身の宿六も、日本でフランス式のお菓子を見るまでは、まったく知らなかったそうです。ただ結婚式で、同じようなパン菓子に指輪を入れたのを、独身の女性たちが切り分け、指輪をひき当てた人が次の結婚式の花嫁になる、と言って楽しむのは、なんどか見たことがあるそうです。
 ついでに、タキーレ島出身のI嬢にも聞いてみましたが、島には6日を祝う習慣は伝わっていないそうです。




そのへんのパン屋さんで買った、200円ほどのロスカにも、ちゃんと小さなペンダントが添えてありました。精霊をあらわす鳩でしょうか。お店の人が、これは14金メッキです、とさかんに自慢してました(笑)→

(もしかするとペンダントは、一家のお母さんが自分でロスカに仕込んで、たとえば今年受験の子などにうまく当たる細工ができるよう、そのためにわざわざ別に添えて売っているのかもしれませんね)

 ロスカはとても大きくて、うちでは食べきれないので、半分タキーレ島のI嬢に持たせました。そのときに、このペンダントを入れたひときれを、今、彼女の家で居候している17歳の姪っ子に、知らん顔してあげるよう頼んでおきました。
 その子は来月、タキーレ島にもどるのですが、残してきた彼氏がちゃんと彼女を待っているかどうか、ひそかに心配しているので、これでちょっと元気づいてくれればいいなと思います。






←切り分けたロスカと、きょうの主役、幼な子イエス。

 玉子がたくさん入ったロスカもおいしいですが、私はやっぱり、フランス式のアーモンドクリームのがいちばん好きです。
 この週末にアーモンドを探して、前にピサックで買った陶器のふくろうでも中に入れて、焼いてみようかな…… まったくこんなだから、ペルーの年末年始には、痩せてるひまがありません!
 リマはもう海水浴の季節なので、水遊びが好きな若い女性は、毎年この季節、食べたいけどやせたい…のジレンマで、かなり苦しむようです。





 古い風習がたくさん残るクスコでは、1月6日には、リマよりずっと熱心に「三賢王礼拝の日」 LA BAJADA DE LOS REYES のお祝いをするようです。
 パウカルタンボ村出身の知り合いのお宅でも、今では親戚みんなが首都リマで暮らしているにもかかわらず、クスコの旧家の伝統をきちんと守り、クリスマスよりむしろ6日に、親戚がたくさん集まるのがつねだそうです。


 そのお宅では、クリスマスから6日まで飾ってあるベレン(聖家族や三賢王の人形一そろい)の前で、楽しく食事をしたあと、2、3歳の子からおじいさんおばあさんまで、みんなでくじ引きをします。
 その紙片には、たとえば「猫」とか「つぼ」「鍋」などと書いてあり、来年のこの日には、その約束の品ものを、幼な子イエスへの贈り物として持ってこなければ、パーティのごちそうにあずかることはできないそうです。


 もちろん、本物の猫やつぼではなく、また高価な品である必要もなく、みんな思い思いに、陶器とか木製とか、あるいはプラスティックのミニチュアを探します。たとえば、指定されたのが羊なら、クリスマス前になればいくらでも市場で見つかるので、苦労はないのですが、たまには、ワニ、とかいうとんでもない紙片もまぜてあるそうで、この一家にとってはこれが毎年慣例の、なんとも楽しい気がかりとなっているそうです。またこうして年々、一族のベレンのなかみも、少しずつ充実していくのだそうです。

* * * * * * * * *

 きのう6日の夜は、ロスカやエンパナーダ(ミートパイ)を持って、またアラシータの市(下記1月1日の項参照)にいきました。

 例のラ・パスの「お雪ちゃん」たちにも、約束の写真を届けました。封筒に入れたのを渡すと、よほどほしかったとみえて、「これ、いただくわ、おいくらかしら?」と、真顔で小銭入れをとりだします。「やーね、あなたたちなんて、私の娘くらいの年なんだから(…とは言いませんでしたが)もちろんプレゼントよ」というと、10代の娘らしく、けたたましくきゃあきゃあ喜んで、かわりに小さな家のおもちゃをくれました。
 「それじゃあ、また来年、ここで会いましょ!」 そういう彼女たちは、ボリビアやペルーのいろいろな場所で開かれる市を、次々にめぐりながら、一年の大半をすごすそうです。


 元旦にここで再会したカハマルカの友達も、よくリマの民芸品市にやってきますが、リマ市内に泊るところがあるわけでもなく、むだなお金も使えませんから、いつもお店を出したその場所で、地べたに毛布など積み上げ、そのまま何日でも泊ります。
 たぶん市にいるほとんどの人が、そうして過ごしているはずです。しかもカハマルカの友達は字が読めないため、外の看板など見ると、とても不安になってしまうそうで、それでなおのこと市を離れないようにしています。なので食べ物の差し入れは、いちばん喜ばれます。


 きのうは訪ねてみると、「先日のパチャマンカのお礼に」と、彼女の娘婿さんがわざわざカハマルカに取りに行ってくれた、山ほどの乾燥キノコが私を待っていました。
 
ポルコン農場でとれる、さいきん当地でちょっと話題のキノコです。松林に生えるというので、もしやマツタケでは?と思っていたのですが、それとは違うヒラタケかなにかのようです。でも、森のよい香りがします。まずはパスタにでも使ってみようかと、とても楽しみです。

 ちょうど折よく1月6日の、思いがけない贈り物。こんな心のこもったクリスマスプレゼント、めったにもらえないかもしれませんね。友人の娘婿さんも、自分では知らずに、三賢王の役を果たしてくれたわけです。
 おかげで今年は、さいしょからさいごまで、楽しいクリスマス期間となりました。(2004年1月7日)



<2004年1月1日 元旦>
 お正月らしい、というよりも、夏休みらしい快晴の元旦となりました。


 ティティカカ湖周辺では、12月ごろ、翌年の幸運を祈願する「アラシータ」と呼ばれる市が開かれます。アラシータ alasita とは、アイマラ語の、買い物を意味することばがなまったものだそうです。
 それが年末年始のリマに、そっくりそのまま引っ越してきていると聞いて、さっそく行ってみました。初もうでの屋台のようにお店がぎっしり並び、たくさんの人でにぎわっていて、「リマのお正月は味気ない」とぶつぶつ言ってた私も、それを見ただけですっかり上機嫌。


 民芸品や日用雑器、食べ物など、ふだんのアンデスの市らしい品々もありますが、みんながアラシータで探すのは、「新しい年にかなえたいものごと」です。家や車、日用品などのミニチュアの中から、「自分が今年どうしても手に入れたいもの」「実現したいものごと」を選んで買うと、その願いが叶うとされているのです。
 逆に言えば、アラシータの市に並ぶ品々を見れば、ペルーのふつうの人たちが(国民の大多数を占める中流以下の人たち、と言っていいと思いますが)、今、なにをいちばん望んでいるか、それがよくわかります。





←私がさいしょに引っかかったのは、間口15センチほどの雑貨屋さん。

 売れすじ商品をぎっしり並べ、奥にはたいぎそうなアイマラ族のおばちゃんが、あの山高帽子をかぶってぼんやりと座っている…  こういうお店は、プーノやボリビアのラ・パスにいくと、ほんとうにそこらじゅうにあります。
 缶詰、インスタントゼリー、洗濯洗剤、駄菓子、そしてどこでも妙に品ぞろえのよい歯みがきチューブとシャンプー…


 売り手のおばちゃんが、退屈そうに虚空を見つめるところなど、たいへん写実的。プーノへ行ったことのある方なら、これを見ただけで、標高3800メートルの夜の凍てつく空気が、ありありとよみがえってくるのではないでしょうか。
 よくみると、コカコーラの宣伝入りの、レストランのメニュー用黒板までついてます。









店舗買い上げの商談が成立すると、素焼きの香炉でかんかんに熱くしてある
木炭の上に、ぱらぱらとお香をふりかけ、その煙でお清めをします→


ただミニチュアを買っただけではだめで、必ずこうしてお香をくゆらせ、
しっかりと祈らないと効果はないそうです。まあその私は今のところ、
雑貨店を開く希望はもっていないのですが、広義の商売繁盛の願いをこめて…


もっと確実に夢を実現したい方は、ちゃんと市の一角につめている
祈祷師さんたちをたずね、ダメ押しの祈祷をしてもらうのがおすすめです。








 昔からアラシータの市でいちばん人気があるのは、トラックやタクシー、あるいはいろいろな店舗です。
 小売店や運転手稼業の人が多いプーノでは、ほとんどの人が、借りた店舗や車で仕事をしていますが、そういう借り賃はとても
割高です。きっと非常にたくさんの人が、なんとか自前の車や店を手に入れたいと、切に願っているにちがいありません。

 また、ペルーへはボリビア経由で、日々ものすごい量の密輸品が運び込まれています。
 もちろん建前上は禁止されていますが、国境での検査は、魚心あれば水心…ですし、なによりたいへん大きな需要があるため、いくら禁止してもかんたんに消えるはずもありません。利幅の大きさに引かれてこの商売に手を出す人も、あとをたちません。
 もしこういう商売を手広くやろうと思ったら、どうしても欠かせないのが、大型トラックや、商品を隠しやすい観光バスで、そのためかそういうミニチュアも、へんにたくさん並んでいます。


 そのほか、庭や番犬つきの2階建ての家や、大学や各種専門学校の卒業証書、もしくはもっとストレートにソルやドルの札束なんかもあります。これは4,5ソルも出せば、数万ドル分?手に入ります。
 海外旅行を夢見る人も多いので、お金や身の回り品、パスポート、航空券などが詰まった小さなスーツケースも売られています。
 こういった定番商品のほか、近年どっとふえたのが、コンピュータの一そろい。わざわざIBMと入ってるのも見つけました。



←「で、あんた、買うわけ、買わないわけ?」
めんどくさそうなアイマラ奥さんのこの風情、たまりません。
この人に会っただけで、私の心は3800メートル地点へ飛んでいってしまいました。
よく焼けてつやつやの頬からは、遠い高地の日光が照り返してくるようです。
この写真だけみたら、とてもリマとは思えませんよね!


おばちゃんの足元の花束は、祈祷につかうものです。













プーノからティティカカ湖岸を車で走っていくと、
数時間もかからずに着いてしまう、ボリビアの聖地、
コパカバーナの聖母の祠(ほこら)→


ていねいにベニヤで作って、ガラスもちゃんとはめてあります。
聖母像には、造花やペルーボリビア両国の国旗、アラシータの
家やトラックも添えられ、なかなか凝っています。
こういうひなびたアンデスの味は、自分で作りたくても、
なかなか出せるものではありません。







←いずれも指先ほどの大きさの、お酒や缶詰、日用雑貨。
これも買うと、必ずお香でおはらいをしてくれますが、家や店舗にくらべれば、そこまで高価なものではありませんから、こういうこまごました品を買っていく人は、「この一年、日々の暮らしに困りませんように」という願いを込めるのでしょうか。


もしくは私と同じに、ニーニョ・マヌエリート(幼児キリストのお人形)のための、ミニチュア品の収集に加えるのかもしれません。

まんなか上のガラスの水差しについては、私と宿六(ペルー人)とのあいだで、意見が分かれています。
私は、各家庭にある小さな聖母マリア像に、小さな造花をそなえるための水差しと思うのですが、宿六は、「今年もチッチャ(トウモロコシ・ビール)がたくさん飲めるように、という願いをかけるためにちがいない」と言って譲りません。









今回私が、内心けっこう真剣に探していたのは、一軒家。
でもアラシータの市の家々は、どれもプラスティック製で、いまひとつ
気に入りません。全部の屋台を覗いて、やっと見つけたのがこれ→


ニ階建てで、植えこみや車もあって、また家の完成パーティの
飾りまでついているのが、気がきいています。


こういうふうに、ほしいものを形にして祈る、という方法は、
意外に効果があるような気がします。
クスコのクリスマス市で買ったミニチュア品が、
翌年みごとかたちになった、という経験を、
私もしたことがありますので。





←この「豪邸」を売っていたのは、ボリビア、ラ・パス市から陸路でやってきたという、シルビアとニエベ(いわば「お雪ちゃん」)のふたり。
家もやはり、香炉の煙でよくいぶし、あやしげな黄色の「自称聖水」をふりかけてから渡してくれます。聖水というか、トイレの芳香剤みたいなかおりでしたが…


12ソル(約360円)の豪邸を買うのに小銭がなく、しかたなく100ソル札(約3000円)を渡したら、いやな顔もせずに、市の中で店開きしている両替商のところに、急いで走っていきます。でもじきに戻ってくると、「このお金はにせものだからだめだと言われたわ」と言いながら返してよこします。
うけとって見ると、私が渡したのとはちがう、穴まであいた100ソル札です。
「これ、すりかえられたんじゃない? もう一度聞いてみなさいよ」というと、「んまー、すごい悪い連中ね、ちょっと交渉してくる!」と、お店に私だけ残して、また走っていきます。


もしこの100ソルが戻ってこなかったら、しかたない、新年の厄落としよね。内心そう思っていたのですが、幸い、悪いといってもほどほどに悪い連中だったとみえて、彼女たちはちゃんともとの100ソル札をとりかえし、両替してもらって戻ってきました。







雑貨店同様、いまのところ開店する予定はない金物屋ですが、あまりにていねいに作ってあるので、ついこれも買ってしまいました→

タテ横15センチ×20センチ、奥行き10センチの小さなお店に、
ありとあらゆる建材やペンキ、セメント袋に、小さく切った色ガラスの板までつめこまれています。アラシータ製品は、どうもペルー製より
ボリビア製品のほうが、細かくできているような気がします。













←金物店にも、ていねいに香炉の煙をまぶします。

だいぶあとで、もうすっかり暗くなってから、もう一度この屋台の前を通ったら、彼女たちはくたびれた様子で、ふたりとも低い踏み台にこしかけ、こっくりこっくり居眠りしていました。
 手には、作りかけの「店舗」を持ったまま…






アラシータには、ティティカカ湖方面(ペルー南部)の人ばかり来ているのかと思っていたら、
意外なところで、カハマルカ(ペルー北部)の友だちに再会→
彼女は去年、48歳で、この世にもかわいらしい女の子を安産しました!









←日が暮れると、はだか電球がいくつも灯されて、元旦の参道ふうの気配がつよまります。












<新年早々、私の大散財の明細>

雑貨店 1軒…10ソル
金物店 1軒…15ソル
コパカバーナのマリアさんの祠(ほこら)…10ソル
車つきニ階建て住宅 1軒…12ソル
こぶりな竈(かまど)(一応実用品)…鍋つきで6ソル
リャマ二頭、羊一頭(焼き物)…計3ソル
日用雑貨のミニチュアいろいろ…計10.5ソル
プカラ村製のチッチャ(トウモロコシ酒)用のつぼ(実用品)…25ソル
固く炒ったソラマメ(タキーレ島のI嬢の好物) 1キロほど…4ソル
カハマルカの友達(ほとんど一族郎党がそろって来てました)におごった
パチャマンカ…30ソル
自分で食べたパチャマンカ…15ソル


合計……193.5ソル(約5800円)

おやおや、思ったよりけっこうな散財でしたが、でもこれで、飛行機にも乗らずに遠いティティカカ湖畔の空気を楽しみ、ついでにおなかもいっぱいで家に帰れたしだいです。おかげでとても楽しい元旦でした!

<きょうのいただきもの>
プカラのつぼ屋さんにもらったおまけのミニチュア鍋、ひとつ。
カハマルカの友達にもらった白チーズ、大きなのひとつ。




←きょう食べたパチャマンカ。
鶏、仔羊(ちょっと「育ちすぎた仔羊」でしたが…)、豚、ウミータス(トウモロコシの薄甘い蒸し菓子)、ジャガイモ、サツマイモ、ソラマメがたくさん入って、15ソル。リマ近辺で食べるパチャマンカにしては、お値ごろでした。


(パチャマンカを出す出店は、市の奥のほうに2箇所ありますが、奥に向かって左側の店のほうが、安くて盛りがいいようでした)


パチャマンカについては、詳しくはこちらもご参照ください。
http://e-ie.asahi.com/sumaiw/sumaiw4302.html







クスコからプーノへ向かう道のとちゅうにある、焼き物で有名なプカラ村の壷→
うちのテラスにこれをころがし、田舎ふうに演出しようという心づもり。
叩くと高い金属音がして、持つと意外なほど軽い、実用的なよい壷です。
もうひとまわり、大きなのにすればよかったかな?


家に持ち帰ると、壷の暗がりに猫がすいこまれるように入ってゆき、しばらくしてから、中に残っていた灰や藁くずを背中につけ、ぬっと出てきました。
これでリマ生まれのハシンタ猫も、アンデスの奥深さを体験済み?









←アンデスではとてもよく使われている、携帯用にもなる便利な竈(かまど)。こういうので、キヌアスープなどを作ったらおいしいでしょうね。
それと本日購入の「家畜たち」









日用品のいろいろ→
後列は、缶詰(トマトペースト缶、黄桃缶)、
たまご、プロパンガス、トイレットペーパー。
前列は、工具や車の修理道具。








きょううっかり買い忘れたのは、スーツケースです!
ここニ年ほど、休暇らしい休暇をとっていないので、今年はどうしてもゆっくり旅行したいので。
週末に「お雪ちゃん」たちに写真を届ける約束もあるので、そのときに忘れず、スーツケースも買ってこようと思います。




<2003年12月31日 大晦日>


←リマ市内の和食材店で、いちおう鏡餅も入手し、それっぽく飾りつけてみました。うーん、どこかがへん!
なにより、おみかん、というのがまぬけですが、当地で橙(ダイダイ)は見たことありません。もちろんウラジロもないので、植木鉢のシダで代用。
半紙は、すてきな塗りのお皿(そうです、去年結婚祝いに頂いたものです!)が隠れてしまうので省略!



近所のお宅は、大晦日も完全なクリスマス状態→
わが家も当地の習慣にしたがって、
クリスマスの飾りといっしょに新年を迎えます。



 大晦日の晩は、鶏の丸焼きをつくることにしました。
 それで、羽などむしって内臓もとってある、あとは調味して焼くばかりの鶏を1羽、買ってきてもらいました。ところが、包みをあけてみると、なんと鶏さんのほかの部分… つまり、頭(というか顔)、脚、内臓などを「きちんと1羽分」、袋詰めにしたものが、鶏のおなかの中に入れてあったのです。ペルーで受けた、ひさかたぶりのカルチャーショック!


 さすがのペルーずれした私も、これにはしばしひるんだものの、見なかったことにして丸焼きにとりかかります。つめものは、固めに炊いたマッシュルームピラフ。なかなかおいしくできました。
 きょう午前中に録画しておいた、NHKの「ゆく年くる年」を見ながらの、今年さいごの夕食です。「ゆく年くる年」を録画する人って、日本国内にはたぶんいないでしょうね……
 でも、この常春の陽気では、除夜の鐘のひとつやふたつは聞かないと、新しい年が来たとは、とても信じることができません。






←零時すこし前から、ご近所ではさかんに花火があがりはじめます。
急いでかねて用意の、幸運を呼ぶ12粒のぶどうをとりだし…
これを零時になると同時に、ぜんぶ食べなくてはなりません。スペインの伝統ですが、ペルーの都市部ではよく行われているようです。そのため年末のスーパーや市場では、ぶどうが山ほど売られます。





 零時をすぎたところで、今年さいしょの事件発生。
 どこかのおばかさんが、向かいの公園の芝の上で、大きな焚き火をはじめたのです。近くには、燃えやすいユーカリの木もあるので、ひやひやしながら見ていましたが、ほんの数分で区の警備の人がとんできて、火は消し止められました。新年早々、ご苦労様なことでした。
 こういった区のサービスは、意外かもしれませんが、けっこうちゃんとしています。


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時をさかのぼってリマのクリスマスへもどる


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